2026年2月18日、同志社大学のサークルグループの皆さんに、自己理解ワークショップを行いました。
今回の目的は「チーム力向上」。
依頼の背景にはお互いにどんな人かもっと詳しく知りたいとの思いがありました。
ですが、チーム力向上の前に必要なのは、自己理解です。
自己理解があるからこそ他者理解が生まれ、結果としてチームの関係性が深まります。
そこで今回は導入として、自己理解と他者理解のワークを実施しました。

大学生が選んだキーワード
オリジナルツール「パーソナルスキルカード」を使い、自分を表すキーワードを選んでもらいました。
9名中6名が選んだのは
・ピンク(優しさ・受容・気遣い)
・グレー(共感・謙虚・寄り添い)
どちらにも共通するのは、相手に耳を傾ける姿勢です。印象的だったのは、行動力のあるタイプの人も
「まずは相手の話を聞く」
「自分を出しすぎないようにしている」
と話していたことでした。
若手が意見を言わない理由
企業でよく聞く
「若手が意見を言わない」
「何を考えているかわからない」
という声。しかし今回のワークから見えたのは、
意見がないのではなく「考えた上で飲み込んでいる可能性」です。
この背景を理解せずに「もっと発言を」と求めても、本音は見えてきづらいです。
本音・本心が話されないと真の意味での理解にはつながってきません。
どうすれば本音・本心を話すのか?
どうすれば本音が出てくるようになるのか?
では、どうすれば本音は引き出せるのでしょうか。
それは、「話させること」ではなく、
安心して話せる状態をつくること=心理的安全性です。
・否定されない空気
・正解を求められない対話
・感情から入る問いかけ
こうした関わりの中で、はじめて本音は自然と表れてきます。
また、「意見を言って」と求めるのではなく、
「どう感じたか」「どちらが近いか」といった問いに変えるだけで、言葉は引き出されやすくなります。
本音は雰囲気や関係性により引き出されます。
本音が出てくるとどうなるのか?
そもそも本音が出てくると、チームはどう変わるのでしょうか。
まず、意思決定の質が上がります。
現場の違和感やリスクが早い段階で共有されるため、やり直しや無駄な遠回りが減っていきます。
また、本音を受け止めてもらえた経験は信頼関係を深め、
「この場所なら大丈夫」という安心感につながり、離職の低下につながります。
その結果、主体性が自然と高まり、
やらされる仕事から「自分ごととして関わる仕事」へと変化していきます。
本音が出るチームは、単に仲が良いだけではなく、
違いを活かしながら前に進める建設的な強いチームへと変わっていくのです。

若手育成は、今の時代において多くの企業が直面している課題です。
しかしその本質は、若手の問題ではなく、世代間の価値観やコミュニケーションのズレにあります。
これまでの「こうあるべき」という関わり方では、本音は引き出せません。
今、求められているのは、相手を理解し、違いを前提に関わる力だと考えています。
今回のワークを通して感じたのは、
第三者が入ることで、普段は言えない本音が自然と引き出されるということです。
身近な関係性だからこそ言いにくいことも、
安心できる場の中では言葉として表れてきます。
若手育成に悩む企業様こそ、一度体験していただきたいテーマです。
Glinkのみなさん、ありがとうございました。